仮想通貨(暗号資産)

【$ONE】SushiSwap(Harmonyチェーン)でステーブルコインファーミングを行う方法を解説

7/7からSushiSwap(Harmonyチェーン)でファーミングが可能になりました。
今回はUSDT/USDCのステーブルコイン同士のペアで流動性を供給し、SUSHIトークンとONEトークンを取得する方法を解説します。

目次

  • $ONEとは
  • 国内取引所で$BTCを購入する
  • METAMASKを準備する
  • $BTCをBinanceへ送金する
  • $BTCをMETAMASKへ送金する(BSC)
  • pancakeswapで$BTCを$ONEと交換する
  • HarmonyBridgeで$ONEをブリッジする
  • SushiSwapでMETAMASKをHarmonyチェーンに接続する
  • SushiSwapで$ONEの半分を$USDTに、もう半分を$USDCにswapする
  • USDT/USDCの流動性を供給する
  • まとめ

1、$ONEとは

仮想通貨ハーモニー($ONE)は2019年6月に誕生し、独自のアルゴリズムを導入することにより、スケーラビリティ問題と分散化に特化して開発が進められています。スケーラビリティ、トランザクション処理はイーサリアムやポルカドットなどと比べても勝るほどです。主にポイントやデータ、NFTの売買マーケットプレイスなどを事業としています。

また、ネットワークとエコシステムの基盤構築にも力を入れており、直近1年で急速に成長しています。

Harmonyの2021年 loadmapは以下のようになっています。

2021年の主なテーマとして3つを掲げています。

1、採用—開発者やパートナーを通じてユーザーにユーティリティを提供しています。Gitcoinを使用したハッカソンとEthereumイベントでのワークショップは、私たちのリーチを拡大します。
2、相互運用性—より広範な資産のためにビットコインとイーサリアムとの橋渡しをしています。クロスシャードおよびクロスチェーントランザクションにより、新しい金融アプリケーションが可能になります。
3、分散化—バリデーターコミュニティとネットワーク機能を拡大しています。外部の投票権と再編成により、長期的なガバナンスが保証されます。

高速で安価で安全な決済レイヤーを活かして、Harmonyをハブとして、ユーザーと資産への幅広いアクセスのために「クロスチェーンファイナンス」を主な事業戦略として推し進める予定のようです。
まだまだ開発途中ですが、エコシステムの拡大により益々魅力的なプロジェクトに成長する余地があるのではないかと思います。

今回はSUSHIトークンに加えてHarmonyのエコシステムで使われるONEトークンも収穫できます。ただし、Harmonyチェーンはまだまだマイナーであり、少しとっつきにくいかもしれません。また、言わずもがなですがDefiでの運用にはリスクが伴います。
どんなリスクがあるかについては、HashHubさんの以下記事を見れば大体分かると思います。

https://hashhub-research.com/articles/2020-11-19-ten-risks-defi-faces

今回は私が実際行ったやり方の紹介になります。流動性提供までの流れは他にも方法がありますので、あくまで一例として参考にしていただければと思います。

以下で流動性共有までの流れを解説しますが、投資を勧めるものではありませんので、
リスクを理解したうえで利用する際は各自の判断でお願いします。

2、USDC/USDTの流動性供給をするまでの流れ

☑ステップ①:国内取引所で$BTCを購入する

まずは、国内取引所に登録・口座開設を済ませておきましょう。口座開設したら早速日本円を入金して$BTCを購入しましょう。

国内取引所の口座開設手順については、ここでは割愛します。

☑ステップ②:MetaMaskを準備する

MetaMaskは、Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できる仮想通貨(暗号資産)専用のWebウォレットです。この後解説する、BSC(バイナンススマートチェーン)へ$ONEを送金したりHarmonyチェーンへブリッジする際に必要になりますので準備しましょう。

MetaMask(メタマスク)のインストール方法

インストール方法は以下の記事を参考にしてください。

https://coincheck.com/ja/article/472

☑ステップ③:$BTCをBinanceへ送金する

国内取引所で購入した$BTCをBinanceへ送金しましょう。

https://www.binance.com/ja

1、binanceにログインして「ウォレット→フィアットと現物」をクリック

2、検索窓に「BTC」と入力し、「入金」をクリック

3、ネットワーク「BTC」を選択し、アドレス右隣のマークをクリックするとアドレスがコピーされます。こちらのアドレスを国内取引所からBTCを出金する際のアドレスに貼り付けます。なお、初めて送金する場合は必ず少額でテストしてみることをお勧めします。アドレスが間違っていたりするとその時点でBitcoinは消失(GOX)しますので注意してください。

☑ステップ④:$BTCをMETAMASKへ送金する(BSC)

無事Binanceへ$BTCの入金が完了したら、今度はその$BTCをMETAMASKへ送金します。先ほど国内取引所からBinanceへ送金した際よりも少し操作が複雑になりますので、以下の点に注意しながら送金しましょう。

★注意点
・MetamaskのアドレスがBSC用のものになっているか
・Binanceでの送金指定先が、BSCになっているか

Metamaskは、今回使っていくBinance Smart Chain(以下BSC)以外のネットワークでも使われるウォレットです。
したがって、BSC以外のネットワークのアドレスになっていないか注意します。

また、BinanceはBSC以外にも様々なネットワークに送金ができるようになっています。
これも、BSCが送金先に指定されていなければいけません。

1、binanceの「ウォレット→フィアットと現物」をクリック

2、検索窓に「BTC」と入力し、「出金」をクリック

3、通貨がBTCになっていることを確認して、アドレスにMETAMASKのアドレスをコピーして貼り付けましょう。ネットワークは必ず「BEP20(BSC)」を選択してください。出金額を入力して出金をクリックしましょう。

繰り返しになりますが、初めて送金する場合は必ず少額でテストしてみることをお勧めします。

※なお、入金後すぐに出金しようとすると下記のメッセージが表示されることがあります。入金後すぐの出金をBinanceが規制している関係ですので、このメッセージが表示された場合は時間を置いてから出金するようにしましょう。

4、2段階認証をしている場合は以下画面が表示されます。「認証コードを取得」をクリックすると、登録しているメールアドレスに6桁の認証コードが届くので、入力してください。併せて、Google認証コードを入力して、提出をクリックします。

☑ステップ⑤:pancakeswapで$BTCを$ONEと交換する

1、pancakeswapにアクセスしましょう。

https://pancakeswap.finance/

2、METAMSKを接続したら、「Trade」の「Exchange」をクリックしてください。先ほどBinanceから送金したBTCが「BTCB」という名前で反映されているはずです。

3、Fromは「BTCB」を選択、Toに「ONE」を選択します。Approve BTCB、続いてSwapをクリックしてONEに交換してください。

☑ステップ⑥:HarmonyBridgeで$ONEをブリッジする

先ほど交換して手に入れた$ONEはBSCネットワークに存在しています。SushiSwap(Harmonyチェーン)でファーミングを行うためには、Harmonyチェーンへブリッジする必要があります。以下がブリッジの方法になります。

1、HarmonyBridgeにアクセスします。

https://bridge.harmony.one/erc20

2、Binanceを選択し、Metamaskに接続します。

3、Binance > ONE を選択し、ONEを選択します。ONE Amountに数量を入力します。Use my addressを入力すると、ONE Addressに自分のMETAMASKのアドレスが自動的に入力されます。ここまで入力が終わったら、「Continue」をクリックしてください。

4、Continue→Confirmと続けて入力します。

SuccessとなったらOKです。

☑ステップ⑦:SushiSwapでMETAMASKをHarmonyチェーンに接続する

1、続いて、SushiSwapにアクセスします。

https://app.sushi.com/swap

2、ネットワークをHarmonyにしておきます。初めてHarmonyに繋げる際に、自動的にMETAMASKがネットワーク追加を要求してきますので、追加しましょう。

☑ステップ⑧:SushiSwapで$ONEの半分を$USDTに、もう半分を$USDCにswapする

1、スワップメニューより、ONEをUSDTとUSDCに交換します。ONEはガス代として必要になりますので、数枚は残しておきましょう。USDTとUSDCを半々になるように数量を入力してスワップをクリックといった要領でそれぞれ交換してください。

☑ステップ⑨:USDT/USDCの流動性を供給する

1、続いて、流動タブを選択します。先ほど交換した、USDT、USDCをそれぞれ選択してください。選択したら、それぞれ数量を入力して「流動性の追加を確認」をクリックしてください。これでファーミングの準備が整いました。

流動性を供給した分はプールされ、下記のようになっていれば問題ありません。

2、次に、Farmを選択して、1USDT/1USDCをクリックします。最大をクリックして数量を入れ、出資をクリックします。これでファーミングが完了です。

SUSHIトークンとONEトークンの両方がファーミングできるようになりました。トークンを収穫する際は、Harvestをクリックしてください。お疲れさまでした。

3、まとめ

いかがだったでしょうか。今は$BTCの急落により、リスクを取りたくない人の退避先としてステーブルコイン同士のファーミングが人気となっていると思われます。収穫したSUSHIトークン、ONEトークンをさらにファーミングに回すことでそれなりに高APRが期待できるかなと思います。
ステーブル同士とはいえ、ハッキング等の様々なリスクが考えられます。繰り返しになりますが本記事は投資を勧めるものではありませんので、リスクを理解したうえで利用する際は各自の判断でお願いします。

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