今最もホットな$TITANに関して、初心者向けにIRON/USDCの流動性供給方法を一から徹底解説します。
目次
- $IRONとは
- 国内取引所で$BTCを購入する
- MetaMaskを準備する
- AscendEXの口座を開設する
- $BTCをAscendEXへ送金する
- AscendEXで$BTCを$USDCと交換する
- AscendEXで$BTCを$MATICと交換する(gas代)
- $USDC、$MATICをMETAMASKへ送金する(Matic network)
- Sushi swapで$USDCの半分を$IRONに交換する
- IRON/USDCの流動性供給をする
- iron.financeでDepositする
- まとめ
1、$IRONとは
まず初めに$IRONとは何かについて簡単に説明します。
一言でいうと、$IRONはアルゴリズム型ステーブルコインです。ドルと同じ価値を維持するように設計されています。
上記を見ても分かるように今のところドルペッグは崩れることなく維持されています。
$IRONが1ドルを保つ仕組みについては、以下Tweetにて解説されていましたので、引用します。
簡単に説明すると、$USDC+$TITANを組み合わせて$IRONが発行される仕組みとなっています。その比率は2021年6月16日時点で70%が$USDC、残りの30%が$TITANで構成されていることがわかります。(Target Collateral Ratioは、「IRON発行時に、求められるUSDCの割合」を表す指標です)
2021年6月16日時点で、IRON/USDCのAPRは720%、APYは124,700%と驚異的な数字となっています。
ステーブルコインのペアにも関わらず高いAPRを出しているところが、ここ数日の供給量増加の要因と言えるでしょう。
一般的には、資金量が増えたら利回りが落ちますが、むしろ上がり続けています。その理由を簡単に説明すると、以下の流れになります。
IRONを発行するときに、TITANが買われ、IRONのなかにロック(実質的にTITANがBurn)
↓
TITANの供給量が減り、価格が上昇する
↓
TITAN価格が上がると、IRONの利回りが上昇する
つまり、高いAPRに釣られてIRONが人気になっていくことで、TITANの価格は上がり続け、IRONの利回りも上昇し続けるということですね...
なお、当然ながら高APRの場合、一般的には高リスクを伴います。
どんなリスクがあるかについては、HashHubさんの以下記事を見れば大体分かると思います。
https://hashhub-research.com/articles/2020-11-19-ten-risks-defi-faces
以下で流動性共有までの流れを解説しますが、投資を勧めるものではありませんので、
リスクを理解したうえで利用する際は各自の判断でお願いします。
2、IRON/USDCの流動性供給をするまでの流れ
☑ステップ①:国内取引所で$BTCを購入する
まずは、国内取引所に登録・口座開設を済ませておきましょう。口座開設したら早速日本円を入金して$BTCを購入しましょう。
国内取引所の口座開設手順については、ここでは割愛します。
☑ステップ②:MetaMaskを準備する
MetaMaskは、Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できる仮想通貨(暗号資産)専用のWebウォレットです。この後解説する、MaticNetworkへ$USDCや$MATICを送金するために必要になりますので準備しましょう。
MetaMask(メタマスク)のインストール方法
インストール方法は以下の記事を参考にしてください。
https://coincheck.com/ja/article/472
Maticチェーン設定
メタマスクでMaticチェーンの設定をしましょう。
MetamaskにMaticのメインネットを追加するには[ネットワークの選択]ドロップダウンをクリックしてから、[カスタムRPC]をクリックします。
以下のように入力してネットワークを追加してください
- ネットワーク名:Matic Mainnet
- RPC URL:https://rpc-mainnet.matic.network
- チェーンID:137
- 通貨シンボル(オプション):MATIC
- ブロックエクスプローラのURL(オプション):https://explorer.matic.network/
☑ステップ③:AscendEXの口座を開設する
Polygon(ポリゴン)やMatic Networkでファーミングやステーキングをするためには、まずPolygonネットワークを構築して$Maticを準備しなくてはいけません。また$USDCも同時に調達しておく必要があります。
Polygonでは手数料などの支払いはすべて$Maticを使うようになります。BSCでいうBNBのようなものですね。
Polygonネットワークで使う$Maticと$USDCを準備するためには
- 海外取引所(Ascendex)からMaticチェーンで送金する
- wallet.maticやxpollinate.ioを利用してブリッジする
以上2つの方法があります。
AscendEXは$MATICと$USDCのPolygon(Matic Netowrk)への送金に対応しています。
ここまでの流れを整理すると、国内取引所からビットコインなどをAscendEXの口座に送金して、$MATICや$USDCに交換してからPolygonのアドレスへ送金する流れになります。
今回はシンプルに海外取引所(Ascendex)からMaticチェーンで送金する方法でいきましょう。
口座開設手順
まずは、サイトにアクセスして口座開設しましょう。
右上の「Sign Up」をクリックして、以下のように入力しましょう。
メールアドレスを記入
「JAPAN」を選択
パスワードを記入
パスワードをもう一度記入
招待コードがあれば記入
チェックボックスにチェックを入れて「NEXT」を押下
登録したEメールアドレスに送られてくるコードを入力して「Confirm」をクリック。
次に、電話番号を入力して、Phone Verification CodeとEmail Verification Codeの「Send Code」をそれぞれクリックして送付されてくるコードを入力し、「Verify Now」をクリック。
登録が完了したらKYC認証レベル1まではサッと終わらせましょう。2段階認証も忘れずに設定しておきましょう。
☑ステップ④:$BTCをAscendEXへ送金する
国内取引所で購入した$BTCをAscendEXへ送金しましょう。
「Total Asset」から「Deposit」をクリック
検索窓で「BTC」を入力して、BTCを選択
国内取引所から上記Bitcoinアドレスを入力して送金しましょう。なお、初めて送金する場合は必ず少額でテストしてみることをお勧めします。アドレスが間違っていたりするとその時点でBitcoinは消失(GOX)しますので注意してください。
☑ステップ⑤:AscendEXで$BTCを$USDCと交換する
marketでまず、BTCをUSDTへ交換しましょう。なお、この後$MATICも調達する必要があるため、その分のBTCは残しておきましょう。
続いて、USDTをUSDCと交換します。
☑ステップ⑥:AscendEXで$BTCを$MATICと交換する(gas代)
同様の手順でBTCとMATICを交換します。
☑ステップ⑦:$USDC、$MATICをMETAMASKへ送金する(Matic network)
$USDC、$MATICが準備できたら、あとは自分のMETAMASKへ送金しましょう。
まずは$USDCをMETAMASKへ送金する方法です。
「Total Asset」から「Withdraw」をクリック
検索窓で「USDC」を入力して、USDCを選択
「Matic network」を選択して、AddressにMETAMASKのアドレスを入力します。Amountに送金する$USDCの量を入力してConfirmをクリック。
METAMASKのアドレスは以下画面から確認できます。
Matic Mainnetに接続しましょう
AccountをクリックするとMETAMASKのアドレスがクリップボードへコピーされるので、先ほどのAddressへ貼り付けてください。
なお、繰り返しになりますが、初めて送金する場合は必ず少額でテストしてみることをお勧めします。
無事送金できたら、同じ手順で$MATICもMETAMASKへ送金しておきます。
☑ステップ⑧:Sushi swapで$USDCの半分を$IRONに交換する
まずは、以下のサイトへアクセスしてください
「ウォレットを接続する」で自分のMETAMASKを接続します
ネットワークはPolygon(Matic)を選択しましょう
スワップで$USDCの半分の量を$IRONと交換しましょう。数量を入力して、スワップ→スワップの確認とクリックします。
☑ステップ⑨:IRON/USDCの流動性供給をする
次にIRON-USDCの流動性を提供します
「Liquidity」を選択して流動性共有するIRON/USDCをそれぞれ選択します。
数量を入力して、「流動性の追加確認する」→「共有を確認する」とクリックします。
これで流動性の共有が完了しました。
☑ステップ⑩:iron.financeでDepositする
最後のステップになります。以下のサイトにアクセスしてUSDC/IRONのLPトークンをIRON Financeにデポジットしましょう。
「Farms」をクリックします。また、右上のネットワークが「Polygon」になっていることを確認したら、「Connect」をクリックして、自分のMETAMASKに接続してください。
SushiSwapのUSDC/IRONを選択して、Depositすれば完了です。
3、まとめ
いかがだったでしょうか。今は$BTCの急落により、リスクを取りたくない人の退避先としてステーブルコイン同士のファーミングが人気となっていると思われます。
ステーブル同士とはいえ、ハッキング等の様々なリスクが考えられます。繰り返しになりますが本記事は投資を勧めるものではありませんので、リスクを理解したうえで利用する際は各自の判断でお願いします。